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憲法という法律の役割について

憲法は、憲法自身に定められているように国家の最高法規です。最高法規の意味は国民の基本的人権を守ることが最大の目的ということです。憲法が成立した背景は、封建社会での権力者による恣意的な刑罰や課税に対する国民の抵抗からの近代市民革命です。この結果として人権に関わる多くの憲章が成立しました。主にこれらの憲章には刑罰に関しては適正な手続きを経ないでの国家による刑罰はできないことと、法律に依らなければ国家が税金を課することができないことが定められていました。これが今日の憲法のおける刑事事件の適正な手続きと租税法定主義に引き継がれています。こうして国民の基本的人権を守る様々な規定がなされています。法律を成立させる国会に対しては司法のいわゆる違憲立法審査権が定められています。基本的人権に基づいた憲法に抵触した法律は効力がないとされます。さらに国民の基本的人権を守るため国の統治機構が定められています。いわゆる三権分立です。立法、行政、司法がけん制しあって基本的人権を守るような仕組みとなっています。さらに、権力を行使できる公務員などは憲法を遵守する義務も定められています。

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